Gran Prix of Dog Agility, World Championship
アメリカの国内大会や、海外での予選を勝ち抜いてきた人達が準々決勝、準決勝と進み決勝に進んだのは12インチ 16頭、16インチ18頭、22インチ24頭、そして26インチが18頭のみ。

準決勝のコース:
日本の予選をトップで通過したチームのみ無条件でファイナルに進めるが、日本での国内予選で2,3位だったチームは準決勝から参加であったが、健闘虚しく残念ながらどのチームもファイナルに進めず。

ファイナルのコースはこれ:
ファイナルの12inchには昨年のこの世界大会で優勝し、連覇を狙うコーギーのHappy Quickちゃん、16インチクラスにはビーグルのRojorちゃん、22インチはボーダーのShebaちゃん、そして26インチには同じくボーダーのShuuちゃんが日本チームから参加。

22インチクラスのShebaちゃんが良い走りを見せてくれたが、ドッグウォークの下りで痛恨のタッチミス。好タイムを出していただけに大変惜しまれました。その他のチームはクリーンランして大健闘したものの残念ながら上位入賞出来ず。 

それにしてもさすがに世界大会ファイナルは見応えのある試合でした。

12インチクラスの優勝はパピオンで36.36秒(旋回スピード4.65YPS)。16インチクラスの優勝はシェルテイの32.71秒(旋回スピード5.17YPS)。16インチクラスは上位6頭がシェルティ。

22インチクラスのトップが今回のファイナルのベストタイム30.13秒をたたき出したボーダー。旋回スピードがなんと5.81YPS。このクラスは上位10頭がすべてボーダーでタイムは30-32秒の間の僅少差。1/100秒差で順位が変わる。上位10位に入れなかったワンちゃんも紙一重の差で誰が勝ってもおかしくないハイレベルの試合でした。

26インチクラスも上位6頭のうち5頭がボーダー。トップタイムは30.72秒。これも早い。26インチクラスの5位に唯一ラブラドールが入賞したのが嬉しかった。(^^)

コースで難しかったのは4-5-6-7のところと14-15-16-17のところ。トンネルを逆から入ってしまったり、バーを引っ掛けてしまったり、ミスコースしたり。。足の速いボーダーがやはり多く引っ掛かっていました。

各クラスの上位6位までの成績:
とにかく世界大会のファイナルを見て、そのスピードの違いにビックリ。ジェニファーの走りが幼稚園児の障害物競走に見えてきた。しかもあのスピードでトップクラスのチームはコンタクト障害で犬をコンタクトゾーンでも止めずにそのまま走り抜けて行く。確かにこのレベルの戦いではコンタクト障害でいちいち止めていたら勝てないだろう。スラロームも目にも止まらぬ速さで3秒以内で抜ける。意外だったのがハンドラーの走り。思っていたより犬の近くを並走していたハンドラーが多かった。こうなるとハンドラーの脚力も相当必要だ。